11冊目『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人(牛堂登紀雄)』〜頭を柔軟にする〜
11冊目は、『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人(牛堂登紀雄)』です。
本屋でぱらぱらと見て面白そうだったので購入しました。
多くの年収1億を超える人へのインタビューを元に、彼らの考え方と一般的な考え方を対比して解説していくという構造です。
面白いと思ったのは、年収1億を目指すときに参考とすべきは、彼らの今の習慣や考え方ではなく、彼らが年収1億円に至るまでの過程で何を考え何をしてきたかである、と指摘する点です。
たしかに、既に成功した人の今の話も大切ですが、いかにして成功してきたのかという過去の考え方や行動を知る方が、今何をすべきかという具体的なアドバイスになるなと思いました。
では、レビューへ参ります!
この本で学んだこと
①目的達成のためには手段にとらわれず、本当の目的を意識する。
②カラーバス効果を意識する。
③コマ切れの時間を作らない工夫をする。
①目的達成のためには手段を選ばない。
このように書くと何か不正をしてでも・・という話に聞こえてしまいますが、そうではありません。
ここでいう手段を選ばないとは、その目的を達成するために一般的にはこうするべきだと考えられている手段にこだわる必要はないということです。
例えば、商品を大量にベトナムに送る必要がある時、普通に考えれば日本からベトナムへ船もしくは航空機で送り、そこからトラックに積み込み現地へ運ぶという手段が考えられます。
しかし、ここでベトナムに送ることだけを考えてしまうとこれ以外の手段に考えが至らない場合があります。
ここでの、真の目的としては最終的にベトナムに荷物が到着すればいいのであって、必ずしも直接ベトナムに送るという手段を取る必要はありません。
実際、多少時間はかかっても一度カンボジアに荷物を送り、そこから陸路で送る方がコストが安く済むという場合があるのです。
つまり、目的達成のためには一般的な手段のみを考えるのではなく、そもそも最終的に何が果たされればいいのか?を考えることで他の有効な手段を選ぶことができます。
そのことで結果的により大きな成果を上げることができるのです。
②「カラーバス効果」を意識する。
「カラーバス効果」とは、赤い物を意識していると、普段気付かなかったような赤い物が自然と目に付くようになるという効果です。
つまり、目的意識を持って物事を見ると、意識しない時には見落としてしまっている事柄にも気付きやすくなるのです。
1億を稼ぐ人は、こうした心理学を日常生活やビジネスの場に応用することで、より有意義な結果を出すことに繋げていると言います。
このカラーバス効果を読書に取り入れることについては、3冊目『レバリッジ・リーディング(本田直之)』〜てこの原理で読書に力を〜 - 読書初心者が1年で100冊読破!~100冊読んだら人生変わるのか~でも勧めていました。
読書を始める前に、この本からはこういうことを学ぼうというテーマを持つことで、読書中にピンとくる箇所が増えるという効果です。
今後の読書にしっかりと取り入れようと思いました。
③コマ切れ時間を作らない。
スキマ時間を有効に使うのが時間を有効に使うのに大切なことだというのは多くの人が述べるところだと思います。
しかし、そもそもスキマ時間というのは5〜10分程度のコマ切れの時間であり、何か本腰を入れて取り組めるほどの時間ではありません。
つまり、スキマ時間はまとまった時間に比べると取り組める作業が限定されてしまう非効率な時間とも言えます。
筆者が指摘するのは、1億円を稼ぐ人は最初からスキマ時間を作らない工夫をしているというのです。
例えば、何かの集合場所に5分前に着くとその5分はスキマ時間になりますが、30前に着けばどうでしょうか?
30分のまとまった時間を意図的に作ることで、スキマ時間では出来なかった作業に取り掛かることができるのです。
こうした、意図的にスキマ時間を作らない工夫をすれば時間を有効に使えるなと感じました。
年収1億円の人と300万円の人の対比ということで、全ての人に当てはまるような一般化はもちろん出来ません。
しかし、「むしろ矛盾さえも「清濁併せて呑む」という懐の深さで受け入れ、「それはどの状況なら有効か」を考え試行錯誤することで、初めて自分の血肉になる。」と筆者が述べるように、今後も自分に役立つであろう部分を素直に受け入れて行こうと思いました。
★11冊目(2月3冊目)
★読了日:2018年2月10日
★こんな人にオススメ「常識にとらわれない考え方を身に付けたい人」
10冊目『世界のエリートがやっている最高の休息法ー「脳科学×瞑想」で集中力が高まる(久賀谷亮)』~いまここに集中する~
10冊目は、『世界のエリートがやっている最高の休息法ー「脳科学×瞑想」で集中力が高まる(久賀谷亮)』です。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
1440分の使い方や、ライフハック大全の中で筆者が瞑想を日常生活に取り入れていることを知り、その効果を知りたい、あわよくば生活に取り入れようと思い購入しました。
瞑想の効果とはどんなものなのか、自分の生活に取り入れるべきところはあるのかを考えながら読みました。(最近知った「カラーバス効果」を期待して。)
物語形式で瞑想(マインドフルネス)とは何か、なぜ脳は疲れるのかといったことについて説明しており、その説明に基づいた瞑想の実践方法が前半に簡潔にまとめられています。
物語自体はややチープなものですが笑、瞑想の効果を知るきっかけとしては分かりやすい構造になっていると思います!
では、レビューへ参りましょう!
この本で学んだこと
①DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)が脳を疲れさせる原因である
②マインドフルネスには即時的な効果と、継続的な(予防)効果がある
③モンキーマインドの対処法
①DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)が脳エネルギーを消費する。
「DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)」とは、意識的な活動をしていない時に働く脳のベースライン活動のこと。
いわば、脳のアイドリング状態と言えます。
驚くべきことに、人間の脳は1日のおよそ半分以上をこのDMNに費やしており、そのエネルギー消費量は、脳全体のエネルギー消費の60~80%を占めているのです!
脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが、脳疲労の最大要因の1つであり、この雑念を抑え脳を休めること=マインドフル瞑想の基本メカニズム、と言えます。
DMNでは、脳はすでに終わった過去のことを考えたり、これから起こる未来のことを考えているため、心がいまここにない状態となっています。
「あのときこうしておけばよかった・・。」「明日の仕事はいやだなあ・・。」などという考えが脳を疲労させる原因ということです。
他にも、同じことを反復して考えてしまう反芻思考や、普段の生活の中でなんとなく意識せずに行動しているような自動操縦状態も、脳を疲れさせる要因の1つであると説明されています。
これらに共通することは、心が「いまここ」にないことです。
マインドフルネス瞑想は、そのようにさまよった心をいまここに集中することで、脳の疲労を防ごうとするものです。
ここまで読み進めたところで、自分の思考習慣や生活習慣を振り返り、心がいまここにない状態が続いているなあと実感し、取り入れてみることに決めました。
②マインドフルネス瞑想の2つの効果
マインドフルネス瞑想は1回5分~10分でも効果を発揮します。
やり方については実際に本を読んでいただくとして、ここではその2つの効果を紹介します。
1つめは、瞑想により脳を休ませることができるという即時的な効果です。
10分間の瞑想で脳をいまここに集中し、雑念を取り除く。そうすることで脳の疲れを取り集中してその後の活動に取り組むことができるようになります。
ただ、これは瞑想中の10分やその後の短時間しか効果は持続しないのでは?と思っていたところ、びっくりするようなことが述べられていました。
それは、第2の効果として、継続的にマインドフルネス瞑想を続けることで、DMNの活動をコントロールできる疲れづらい脳を作ることができるというのです。
つまり、瞑想を行った瞬間だけ脳が休まるわけではなく、継続的な予防効果がある、いわば脳の筋トレのようなことが可能だというのです。
これが事実であれば、毎日1日10分の瞑想の習慣を取り入れれば、そうした習慣のない人よりも脳が疲労しにくく、自分の活動により多くのエネルギーを向けることができるということになります。
(他にもいくつか効果が挙げられており、その中には免疫機能の改善=ウイルス感染に対する耐性の向上=風邪を引きづらい(!)という事実であればものすごい効果も紹介されています。)
主にアメリカで大ブームとなり、多くの有名経営者にも取り入れられているマインドフルネスですが、おそらくはこの2つ目の効果を発揮し普段の活動をよりエネルギッシュに行うことができる実感があるのでしょうか。
瞑想・・・恐るべしです。
③モンキーマインドに対処する。
「モンキーマインド」とは、いろいろな考えが頭に満たされた状態のことです。サルがキーキーと頭の中で騒いで収集が付かなくなってしまったようなイメージですね。
雑念が頭を占拠してしまい、目の前作業に集中できない状態でもあります。
頭がそんな状態になってしまった時のおもしろい対処法を本書では紹介しており、自分の生活に取り入れたいと思いました。
(他にも、嫌いな人のことを瞑想中にポジティヴに考えその人間関係すらを改善してしまう瞑想法や、体の痛みを軽減させるための瞑想法など、実用的な瞑想法をいくつか紹介しています。)
瞑想中は、頭の中の雑念=サルがキーキーと騒いでいる状態(モンキーマインド)と考えます。
まず、頭の中には駅のプラットホームに立っている自分を想像します。
そのプラットホームには電車が何本も到着しては出発していきます。
プラットホームには、そうした雑念のサルを乗せた満員電車が到着します。扉が開き全てのサルは乗ったままですが、自分はその電車には乗りこまずプラットホームに立ったままそれを見過ごします。
やがて、扉が閉まり満員のサルを乗せた電車は過ぎ去っていき、プラットホームには電車に乗り込まなかった自分がいるのです。
このようにして、自分を第3者的な視点で俯瞰しながらサルという雑念を追いやり、自分はそこに乗り込まないというイメージを瞑想中にすることで、モンキーマインドに対処できるそうです。
こうしたイメージを使った方法はおもしろく、実用的だと思ったため、今後頭がモンキーマインドに支配されてしまったときは実行してみようと思いました。
瞑想はとにかく、毎日同じ時間、同じ場所で行うことで習慣づけをしてしまうのが大事だといいます。朝の習慣の1つに取り入れていこうと思いました。
その効果を実感するには時間がかかると思いますが継続していきたいです。
★10冊目(2月2冊目)
★読了日:2018年2月8日
★こんな人にオススメ「なんとなく疲れが取れないと感じている人」
『レバリッジ・リーディング(本田直之)』『レバリッジ・リーディング(本田直之)』を読んでやったこと①
『レバリッジ・リーディング(本田直之)』を読んで、本の購入代予算を変更したり、月々の読書テーマを考えることにしました。
まだ年間100冊読むことを決意したばかりの時に読みましたが、初めにこの本を読んで良かったなあと今では思います。
この本を読んでやったことは、
①本の購入予算を月1万5千円に設定した。
②月々の読書テーマを決めるようにした。
③本を読むための時間を作る必要を感じ、時間管理について考えた。
①書籍代は自己投資だという考えを吸収して、書籍代に糸目をつけることをやめました。
そのため、一応月々1万5千円を書籍代として予算を組んでみましたが、読みたいと思った本はすかさず買うようになりました。
(実は1月だけで30冊近く買いあさりました・・・。)
しっかりと読み、自分の中で消化・吸収して自分の成長につなげる・・・そのための自己投資になればと思います。
ここで、簡単に今の本の購入手順を紹介すると、
①kindle版があるか確かめ、あればkindle版を購入する。(紙の本より安いし、持ち運びが便利なため)
②kindle版がない時は、中古品がないかをチェックしあれば状態の良く安いものを購入する。
⇒中古品でも新品に近いようなものを送料込で300円程度で購入することができる場合が多くあります。
この本で紹介されているように、どんどん書き込みをして折り目を付けて汚して読むという読み方を実践しているので、むしろ新品で買うよりも精神的にいいのかもしれません。
③中古品で安く手に入れることができないときは、新品で購入する。
その他、週に1度ぐらいの頻度で本屋に通うようになりました。
店舗によっては、そのお店の店員さんのオススメの本やテーマに沿って本が集められていたりと、自分の関心外の本に触れるきっかけにもなります。
本屋でおもしろそうと思った本はその場で購入したり、amazonで確認してkindle版を購入したりしています。
②月々の読書テーマを決める。
これは他の本でも紹介されていた「カラーバス効果」を意識してのことです。
カラーバス効果は、意識的に目的を持って物事を見ると、普段は目に留まらないようなものも目につくようになることのことを言います。
(赤いものを探そうと意識的に目的をもって外を歩くと、普段は目に留まらないような郵便ポストや自動販売機などが目につくようになる・・・といった効果)
これは読書にも当てはまりるというため、目的意識を持ってテーマを決めたほうがよりピンとくるような部分が多くなり有意義な読書ができると思いました。
2月からは、本を読む際に事前に決めた読書テーマも合わせて紹介していこうと思います。
③時間管理について考えた。
本を年間100冊読もうとすればその分時間がかかります。
では、その時間をどうやって捻出するのか?この本では時間家計簿という考え方で、日常の生活の中での時間管理の大切さを説明していました。
これを読んで、僕も時間管理の大切さを痛感し、普段の生活の見直しをしてみようと思いました。
その時にヒントとするために購入したのが、
7冊目『1440分の使い方ー成功者たちの時間管理15の秘訣(ケビン・クルーズ)』~時間革命を起こす~ - 読書初心者が1年で100冊読破!~100冊読んだら人生変わるのか~です。
結果的にこの本からはとてつもない影響を受けました。
自分の時間の使い方について根本的に考えるきっかけとなり、実際に行動に移すことになったからです。
そう意味では、こうした本に出会うきっかけにもなったのが今回の『レバリッジ・リーディング』でした。
時間管理について実際に行動したことについては、改めて別の記事で紹介しようと思います。
このように、1冊の本を読むことで勉強したい、行動したいと思うような事柄がでて、そのテーマについての別の名著に出会う・・といった良い連鎖が1月の後半には見られました。
今後読む本が増えるにつれこうした本の出会いがあるのかと思うと、とてもワクワクしてきますね。
★今回の成果:読書に対する意識と行動が大きく変わった。
2018年1月の振り返りと2月の目標
2018年1月から年間100冊を読むことにチャレンジし始め1ヶ月半が経ちました。
本を読み進める中で、「カラーバス効果」というものを知り、目的を持って取り組む必要性を感じたため、月初めは先月の振り返りと当月の目標を設定し、その月の読書をより良いものにして行こうと思います。
1月の振り返り
1月は合計8冊の本を読むことができ、そのどれもが自分の人生を変えうる影響を与えてくれました。
まだ全てを紹介しきれていませんが、今月新たに取り組み効果を実感していることを振り返ります。
①OneNoteの活用が活発化した。
もちろん、本を読みそこから学んだことを記録するためです。ブログの記事を書くときのネタなどもここからまとめ直し、頭を整理できています。
さらに、本を読み実行しようと思ったことのまとめ、計画を別ページに作り、実際に実行した後のフィードバックや修正の記録などをどんどん追加していくため、1日にOneNoteを利用する回数がぐぐぐーーーんと伸びています。
②習慣化の大切さを学び、毎日必ず取り組むことを決めた。
努力することは非常にエネルギーの要ることですが、それが習慣化してしまうと努力せずとも行動することができる、という示唆を得ていい習慣を身に付けようと行動しています。
一番大きなところは、朝のルーティーン化です(1440分の使い方参照)。
朝起きてから活動を開始するまでに毎日やることをルーティーン化しようという試みで、現在はまだ実行中。2月も引き続き試行錯誤しながら完成に近づけ習慣化していきたいと思っています。
その中では、日々の筋トレや瞑想、部屋の掃除など前の僕は避けていたようなことも積極的に取り入れて実行できています。
③部屋を作業場としてカスタマイズ中!
読書に集中できる環境、そしてブログの記事作成や、思考にふけるための環境として、部屋をいい作業場にするための行動をしています。
これには時間管理の勉強をした結果、無駄な時間を省くために購入したものなども含まれています。
具体的には新たな家具や電化製品、小物などの購入と、部屋の掃除・不要なものの処分、押し入れなどに溜まっていたものの整理など・・・。
部屋でだらだらしていた自分がビックリするぐらいの変化が起きています。
これらの購入品についても記事にて紹介していきたいと思います。
④その他小さな変化がたくさん起きている!
とにかく、本を読みいいと思ったことは着実に実践することにしているため、紹介しきれないような小さな変化はたくさん起きています。
ただ、それらは一言で言うと心がポジティヴになったということになるでしょう。
とてもいい傾向だと自分では思っていますが、挑戦を始めて最初の段階ということで、モチベーションに頼り切っているような面があると感じます。
今後環境の変化があった時などにも、このペースを保ち続けられるかがやや心配されることの1つです。
2月の目標
2月の読書テーマは、「1月に実践したことを今後継続的に実行していくための本を読むこと」です。
具体的には、以下のようになります。
- 習慣化に使えそうな知識を得る
- モチベーション向上などの実用的な心理学を学ぶ
- 集中力の向上や休息法などについて学ぶ
これらの知識を応用して1月に始めた新たな行動を習慣化していく仕組みを作っていきたいなと思っています。
また、そのためにもさらに部屋のカスタマイズと必要品の購入を続けていこうと思います。
『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」(奥野宣之)』を読んでやったこと①
『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」(奥野宣之)】を読んで、OneNoteの活用をさらに進めました。
以前からOneNoteを使い様々な情報をまとめていたのですが、情報の一本化をさらに強化&積極的に活用するようになりました。
前回の記事でも紹介していますが、僕の「OneNote構想」とは、自分の人生の記録全てをOneNoteにまとめようという取り組みです。
そうすることで、スマホやPCがあればどこでもアクセスすることができ、情報の参照・更新ができます。
また、読んだ本のレビュー、最近考えたこと、見た映画の感想、本年の目標などなど・・・あらゆる情報を1つの場所にまとめておく効果については前回の記事にまとめています。
この本を読んで1ヶ月程経ちますが、現在の活用状況を紹介したいと思います。
OneNoteの特徴
OneNoteのメリットとして、無料で使えることに加え以下のことが挙げられます。
・ログインしてしまえばスマホやPC、タブレットなどどのデバイスからもアクセスできる。
・オフラインでも利用でき、オンライン状態になると自動更新してくれる。
・紙と比べてかさばらず、容量を気にする必要がない。
・写真や動画、作成したExcelファイルの挿入やwebページをまるごとリンクすることも可能。
・カテゴリー分けが簡単で多くの情報を整理することができる。
逆にデメリットは
・電子デバイスがないとアクセスできない。
・バックアップを取る必要がある。
このデメリットのケアについては後述します。
利用状況
現在パソコンでOneNoteを開くとこんな感じになっています。
上のタブで大きなカテゴリー分けがされています。
「Daily Liffe」という大きなNoteの中には、「資産運用」「支出管理」「行動計画」「参考Webページ」「人生向上計画」「2017年振り返り」の6つのタブがあり、
「資産運用」タブの中には右側の各ページが作成されています。
(画像は、「臆病者のための億万長者入門」というページを開いた状態)
各ページごとに、「サブページ」を作ることもできます。
(画像の「臆病者のための億万長者入門」ページは「資産運用関連本レビュー」ページのサブページになっています。ちなみに大元のページは「資産運用」ページに。)
こうして分類ができるため、各情報を整然と記録していくことが可能です。
また、太字や色、フォント等の変更はもちろん、画像のようにチェックリストを追加したりと、本物のノートのようにデザインすることができます。
各タブの紹介
「資産運用」・・・これは主に2017年に勉強した、お金や株式、資産運用に関する知識と実際の計画などをまとめています。2017年はこの勉強に没頭していました。
「支出管理」・・・資産運用と並行して、支出の状況に関する情報がまとめられています。各月の支出状況や、節約・支出削減策などの計画など。
「行動計画」・・・旅行の計画や英語勉強の記録など、新たなことを始める際に必要となる情報をまとめています。
「参考Webページ」・・・Webページそのものを保存しておきたくなった時は、とりあえずここに保存します(操作は10秒でできる!)。
「人生向上計画」・・・このブログを始めるきっかけとなった、1年で100冊を読み人生を向上させるためのあらゆる情報、計画はここにまとめられています。ほとんどのページはこの1ヶ月半で作成されました。
「2017年振り返り」・・・昨年OneNote上で付けていた日記をまとめています。本年については、OneNote上ではなく「3年日記」という日記帳を購入しこちらに手書きで記入しています。これについては後述します。
「人生向上計画」のゆくえ
この1ヶ月でこのタブはこんな感じに膨張しました。特に読書レビュー関係のページのボリュームがすごいことになっています。
最近はこのタブを日々更新していく毎日です。
OneNoteを使っている感想
やはり、ノートは「第2の脳」という一言に尽きます。
これほどの情報を自分の頭だけで記憶しておくのは到底無理でしょう。
何かふと思いついたアイディアや読んだ本のレビュー、その日に観た映画の感想など、数分~数日経てば忘れてしまうようなことも、スマホ1つあればその場で記録することができます。
このように記録することで、自分の頭から忘れて抜けてしまっても安心して参照することができます。
後から見返すことでいつでもその記憶を呼び起こすことができ、情報が溜まるほどにそれらのシナジー的な効果も生まれてきています。
そして、最も大きなメリットは情報を整理して記録することができるため、様々なことをクオリティを下げずに並行して実行することができることです。
人間の脳はマルチタスクが大の苦手なようなのですが、OneNoteに情報を整理することで、頭で様々なことを記憶し考えなければいけない状態(マルチタスクの状態)から、言うなれば、OneNoteに自分の脳内の記憶を預けることが可能です。
そのおかげで脳内のキャパシティーを超えることなく、安心して様々なことに同時並行で挑戦することができている実感があります。
この辺りは、さらに数ヵ月間実践してから再び振り返りたいと思います。
デメリットへの対処
①電子デバイスがないとアクセスできない。
これは致命的なデメリットです。外出先でスマホが使えない時などは全く機能しません。
そのため、普段からカバンには小さなノートとペンを常備しています。やはり原始的ですが物理的な紙のメリットはこういうところにあります。
後程このメモをスマホやPCで打ち込めばokというわけですが、肝心の情報へのアクセスについては全てを紙ベースにコピーして持ち運ぶ以外手段はありません。
流石にここまではやっていませんが、いざとなればネカフェに入りログインすればアクセスできるので問題はないかと思います。
②バックアップを取る必要がある。
OneNoteの情報は、OneDriveというクラウド上に保存されているため、特定のファイルを保存しておく必要はありません。
しかし、現在無料で使えるものが有料化となった場合(そうなっても使いますが)や、MicrosoftがOneNoteの提供をやめる、倒産のリスクなど・・・絶対に安全とは限りません。
そのため、定期的にバックアップを取る必要があります。
OneDrive上ではなく、自分のパソコン上にファイルを自動バックアップしてくれる機能があるため、それを活用するとともに、半年に1回程度は全てのページを印刷して紙ベースでの保存もして行こうと思います。
逆に言えば、OneNoteを使えば使うほど、何かあった時に自分の情報すべてが一瞬で消えてしまうという恐怖とも隣り合わせなのです・・・。
今後一生活用していきたいと思えるツールであるので、これぐらいのケアはすることで安心して使い倒したいですね!
とにかくこんなに素晴らしいツールが無料というわけで、Microsoftさんバンザイありがとうございます!ということで終わりたいと思います。
★今回の成果:OneNoteを一生使う決意をして情報を整理した。
9冊目『生き方ー人間として一番大切なこと(稲盛和夫)』~人生哲学を手に入れる~
9冊目は、『生き方ー人間として一番大切なこと(稲盛和夫)』です。
2月一冊目の本ですが、これは多くの人が薦める名著です。
私も入社時、上司の方のお話の中で人間性を高めるには読書をするしかない。なるべくたくさんの本を読んで考えろ、ということを聞き、その中で稲盛和夫さんへの言及もあったことを記憶しています。
そういうわけで、たまたまamazonを漁っていたところ目についたため購入してみました。
ではレビューへ参ります!
この本で学んだこと
①仕事に一生懸命に打ち込むことで、心を磨き人間性を高めていくことが大事。
②迷った時の道しるべとなる「人生哲学」を確立する!
③「サムシング・グレート」を想定し、何かを成すときの後押しをしてもらう。
実は稲盛和夫さんのことは、冒頭の上司の話を聞くまでは恥ずかしながら認識していませんでした。今になって、京セラやKDDI、日本航空の経営に関わったビジネス界の大物・・・といった認識になりましたが。
輝かしい功績を残している人ですので、その考え方に触れる機会を持てることに感謝して振り返りたいと思います。
①仕事を通じて、心を磨く。
稲盛さんがいかにして京セラを設立するに至ったかの実体験を、入社時代から説明しています。
そして、とにかく仕事に対して一生懸命向き合うこと。それも、「何かを成したい」という思いを強く心に思い続け、ひたむきに努力し続けること。
これが大切だと述べています。
仕事は、お金を得るための場所ではありますが、人生の大半を費やす職場は自分の人間性を高める絶好の機会であり、まずはそこに全力で打ちこめ、というメッセージです。
来る日も来る日も、強い願望を思い続けることでそれは実現できる。
また、そうした願望を思うことができること=自分にその素質や能力が備わっている証拠だと言います。
自分ができないようなことは、そもそも人間は思いつかないという理論です。
正直この部分を読んでいて、僕はそこまで仕事に打ち込めていないなあ・・・と感じてしまいました。
ただ、「こうなりたい」「あれを実現したい」という強い思いは忘れずに持ち続けたいと思いました。
②迷った時の道しるべとなる「人生哲学」を確立する。
これは僕が本をたくさん読もうと思ったきっかけにもなった考え方であるため、稲盛さんに今やっていることを後押ししてもらった気分になりました。
「人生哲学」、それは机上の理論ではなく、経験と実践から生み出された「生きた哲学」のことだと述べます。
こうした哲学を確立すると、人生の様々な局面で迷い、悩み、苦しみ、困った時に、そのような原理原則が、どう道を選び、どう行動すればいいのかという判断基準となるのです。
そのためには、たくさんの経験を積まなければなりません。
本を読み漁り多くの人の考え方、人生哲学に触れて自分の糧とすることも大切、また、様々なことに積極的に挑戦し、挫折、失敗、成功、気づきを得ることを通じて自分の信念のようなものを獲得していく過程が必要です。
本を読んで頭を柔軟に、様々な考え方に触れ自分の中で消化する・・・こうしたことを続けていこうと心に誓いました。
③「サムシング・グレート」を想定し、努力の後押しをしてもらう。
本の中では、稲盛さんの「宇宙の流れ」や仏門に入ったきっかけについて述べられており、ぱっと見ると何か宗教臭いものを感じてしまうかもしれません。
ただ、稲盛さんが考えていること、伝えようとしていることの少しは理解できていると思うので、自分なりの解釈を入れて紹介します。
ここで言う「サムシング・グレート」とは、人間やこの世界、宇宙を作り上げた存在のことで、人によっては神と呼んだり稲盛さんのように宇宙の流れ、意思と呼んだりするものです。
人間や生物の遺伝子にはたった4つの文字からなる遺伝子暗号が非常に多く書き込まれており、それによって各個体が作り上げられています。
全ての生物に理路整然と書き込まれたDNAの存在、そしてビッグバンから宇宙ができ、生物ができ、人類が発展してきた流れ・・・これらを考えると、そうした創造主のようなものを想定しないことには説明がつかないと述べます。
そして、そこには、創造主の全ての存在を生かそうとする意思があり、強靭な意識、思い、愛、力、エネルギーなど目に見えない大きな力が存在している。
こうした目に見えないが確実にある生命の根源のようなものを認めることで、人が何かを成したい、成功したいという強い思いを持ったときに、その大きな力が後押ししてくれるのだ、と説明します。
そして、普段から怠けている人、不道徳な人にはそのような力は決して働かないといった道徳観を紹介しています。
思えば、僕も同じようなことをたまに考えることがあります。
それは高速道路やダムのような大きな建造物を見たときに、人間のやることはすごいなあとふと感じるのですが、そのたびに人類が発展してきた歴史に思いをはせることがあります。
そんな感情とどこかしら一致するようなものがあるのかもしれませんが、この章を読んだときには確かにそうだなあと納得することができました。
何か宗教めいていて恐いといった感想も出てきそうですが、そうした「サムシング・グレート」を想定し、謙虚に努力し自分の力とする、そうした考え方ができれば大きなことも成せるのかもしれません。
節目ごとに僕はよく神社に行くのですが、こうした習慣は今後も続けていきたい、そしてその「サムシング・グレート」の存在に対して僕は頑張っています!と報告できるような日々を送りたいと思いました。
以上、名著なだけにその考え方を完璧に理解するのはおそらく無理なのでしょうが、今の自分ができる範囲で学びを得て、今後の糧にすることができたと思います。
今後はこうした、筆者の人生哲学に触れられるような本も積極的に挑戦していこうと思いました。
★9冊目(2月1冊目)
★読了日:2018年2月1日
★こんな人にオススメ「大きなことを成し得たいと思う人」
8冊目『ライフハック大全ー人生と仕事を変える小さな習慣250(堀正岳)』〜人生の船長は君だ〜
8冊目は、『ライフハック大全ー人生と仕事を変える小さな習慣250(堀正岳)』 です。
日常の小さなテクニックや習慣を変えることで、人生をゆるやかに変えて行こう(ライフハック)という趣旨の本です。
250ものテクニックを紹介しており、本屋でパラパラと見たところ、時間管理についてのテクニックも紹介していたため購入しました。
時間管理については、前回の7冊目の本で改善したいと思っていたので僕にはうってつけの本でした。
タメになる内容が多く書ききれないほどですが、大きな点を3つに絞り紹介します。
では、レビューに参ります!
この本を読んで学んだこと
①自分の行動と所要時間を記録することで、時間管理に役立てる。
②目標はブレイクダウンするだけでなく、ボトムアップもしてみる。
③普段の習慣を変えることが人生を変える近道。
①自分の行動を記録する。
何かをやろうと思いやってみたあとに、意外と時間がかかったなあと感じることは多々あります。
これは、人間はたいてい時間を甘く見積もってしまうことに起因しているようです。
そのため、初めから想定の2倍はかかると決めて取り組むテクニックを紹介しています。
また、こうした作業の所要時間を記録していくことで、次に同じ作業をする際に時間の目安とすることができます。
大きな作業だけでなく、日々の小さな行動も時間を計ることで生活の時間管理に役立ていくことができます。
そのため、筆者はタイマーをよく活用しているそうです。
自分の時間が何にどれくらい使われているのか?これを知る必要性を感じました。
②目標をボトムアップで作る。
たいてい目標というのは最終的なゴール(大目標)を決めて、それに必要ないくつかの中目標、その中目標を達成するためにやるべき行動(小目標)と、最終的なゴールをブレイクダウンして作成するのが一般的です。
僕もこうした目標の作り方で今やるべきこと(小目標)を把握しています。
しかし、ここで問題となるのが中目標まで作ることができても、それに続く小目標が思いつかない時があること。
中目標があいまいなものになっていることなどが原因です。
このままだと今何をやるべきなのか、目標を立てることができず壁にぶつかることになります。
そこで、大きな目標からのブレイクダウンではなく、目標をボトムアップ、つまり小さいものから大きなものの順に作り上げる方法が有効になります。
具体的には、大きな目標に向かって必要だと思われることをとりあえずやってみること。
そうするうちに様々な課題が見えたり、中目標との結びつきに気付けたりすることができます。
こうしたボトムアップの考え方は目からうろこな考え方でした。
いいと思ったことはとにかくやってみる、いわゆる見切り発車的な行動も時には有効なのです。
積極的に取り入れて行こうと思いました。
③普段の習慣を変える。
歯を磨いたりいつもの道を歩いたりなど、普段の行動の45%は習慣だといいます。
そして習慣は一度身に付いてしまえば、良いものも悪いものも意識せずに長年続けてしまうこと。
つまり、習慣をより良いものに変えていくことが人生を変えていく近道であるのです。
あとがきでは、人生を変えることを大型船の針路を変えることに例えています。
大型船の針路を変えようとしても、実際にその針路が変わるのはそれから何キロも先の時点になる。
それぐらい大型船の針路を動かすことは時間のかかる作業だというのです。
そして、人生を変えることもこれと似て時間のかかることだが、人生の航路を変えようと思ったらそれは日々の習慣を少しずつ変えていくしかない。
筆者はこうした信念のもと、様々な試行錯誤を経てこの本に紹介するような日常のちょっとした習慣を変えるテクニックを実践しているのです。
このあとがきを読んで、さらに実践できそうなものは取り入れて行こうと思いました。
他にも、様々なアプリの活用や日常で使えるテクニックをたくさん紹介しています。
どれが使えるかどうかは、読む人によって、また読む時期によっても変わると感じました。
何かしら参考になるテクニックはあるはずなので、誰にでもおススメできる本です。
僕も1年後に読んだらピンとくる箇所は変わっているんだろうなと思います。
さて、ようやく1月に読んだ8冊の紹介が完了です!1ヶ月でこんなに本を読んだのは初めてで、自分自身を褒めたいところです(笑)
2月もこのペースを守り頑張ります。
★8冊目(1月8冊目)
★読了日:2018年1月27日
★こんな人にオススメ「人生をゆるやかに変えていきたい人」