6冊目『仕事はたのしいかね?(デイル・ドーテン)』~日々進化するために!~
6冊目は『仕事は楽しいかね?(デイル・ドーテン)』です。
Amazon prime会員は無料で読める、Prime Readingというサービスでダウンロードしました。こうした人気作が無料で読めるのも、kindleを買って良かった点の1つですね。
そして、無料と言えどもこの本は本当におすすめしたい本でもありましたので、大変満足しています。
では、レビューへ参りましょう!
この本で学んだこと
①綿密な目標も大事だが、基本は「明日は今日と違う自分になる」
②目標に関する問題点は、目標を達成するまで周りは待ってくれないこと。
③完璧と思った瞬間に、成長はとまってしまう。
この本は、飛行機が大雪のため欠航となり空港で一夜を過ごさなければならなくなった主人公が、そこで出会ったおじいさんに成功のための講義を受けることになる物語です。
つらつらとお説教をされるような内容ではなく、主人公の考えとそこに潜む問題を、印象に残る言葉を使いながら過去の成功者たちの実例を挙げて説明していきます。
人生の指針ともなるような本になっていながら、気軽に読み進めることができるので何か今の自分に行き詰まりを感じている人にオススメです。
①「明日は今日と違う自分になる」
主人公は「成功の秘訣は何だ?」と聞かれ、「明確な目標を持ってそこに向かって必要な努力を図りながらそれを実行していくことだ」と回答します。
自分も、目標を立ててやるべきことをリストアップしたり、いつまでにこういう目標を達成しようと目標を細分化する作業をしたりしています。
しかし、ここでおじいさんが言うには、過去に成功してきた人はそんな明確な目標を持ってやってきたわけではないということでした。
例えば、コカ・コーラの発明やジーンズメーカーのリーバイスなど・・・これらの商品は初めからそれらを作ろうと思ったわけではなく、普段の努力を続けた結果たまたま発見したものを発展させたというのです。
始めに海から陸へ上がった生物は、将来陸地で過ごし電気を発明し文明を築いていくようなことを目指していたのか?と、追い打ちをかけてきます。
人生とは、明確な目標を立てて想像できるほど扱いやすいものではない。5年後にどんな地位にいたいか、という質問には明確には答えられないが、はっきりと答えられるのは、「明日は今日とは違う自分になる」ことだ。
とにかく、毎日毎日、昨日よりも成長したと言えるような自分になることを目標に様々なことに挑戦していこうと思いました。
昨日よりも今日の自分の方が成長している、と実感することは大変ですが、目標ばかりに縛られることのないよう心がけていきます。
②「目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ」
先ほど述べたことの延長にはなりますが、いくら崇高な目標を立てて頑張っていっても、そうした目標は周りの人にとっては全く関係ないということです。
つまり、いくら自分がいい目標を立てた!がんばっていこう!と思っても、それは自己満足にすぎないということです。
ですから、自分が立てた目標ばかりにとらわれるのではなく、日々たくさんのことを試してみて多くの失敗をしていくこと。そして、そうした失敗から何かを学び挑戦し続けるうちに何か光るものを見つける、という過程が大切です。
そして、大事なのは、そうした光るものがあった時に自分がそれに気付けるかどうか。
常に準備しておかなければならないと思いました。
③「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」
何かを作り上げたときに、それが完璧だと思ってしまうと、そこから改善しようという気持ちにはなりません。
完璧だ!と思えるようなものが出来ても、明日はさらによりよいものにしようという毎日完璧を更新していく努力をしていくことが、常に成長するための秘訣だと学びました。
全体を通して、主張していることは、それが成功につながるかどうかは関係なく、ただ必死に毎日何かを試していくこと。
それを繰り返すことで人よりもチャンスを多く得て、光るものを見つけ出す。
綿密な目標を立てるよりも、そうした努力をすることが大切だということをこの本は教えてくれます。
僕の性格は、細かな目標や計画を立てて今やるべきこと、現在の位置を図りながら進んでいく・・・というこの本で説明するものとは正反対のものです。
そういう意味では、全く反対な生き方を教えてもらえたこの本は大変参考になりました。
いきなり全てを変えることは難しいですが、この本で説明するような生き方を自分の生活の中にも少しずつ取り入れていきたいと思います!
また、この本のことばはそうした自分を鼓舞してくれるような素晴らしいことばばかりです。常にそうしたことばに触れられるような環境を作りたいと思いました。
★6冊目(1月6冊目)
★読了日:2018年1月21日
★こんな人にオススメ「目標を立ててしまう人」